2008年07月22日
食と若者文化


今、小山田圭吾さんこと、コーネリアスのファンタズマって
レコードを聴いているよ。

随分久しぶりにターンテーブルに乗っけた。

何年ぶりかな。

とっても面白い音楽をいつも いつでも放出し続けている小山田さん。

脳ミソどうなっているのか、覗いてみてみたいよー。

カコえー。


さて。

08年7月現在となっては、いい年齢になってしまった僕だが、
勿論、学生時代もあったし、それなりに極貧生活だって過ごして来た。

僕が本格的にお酒を呑む様になったのは、上京してきてからである。

新宿の専門学校に通う僕は、世田谷の経堂という街に友達と住んでいた。

当時の家賃や生活ぶりを考えても、中々広く、家賃も安くて綺麗な部屋だったので、
いろんな友達が遊びに来ては、呑みに繰り出していた。

友達といっても、僕に限ってはホント、ごく少数の友人たち。
専門学校では、ホント友達出来なかったんだー(泣)
寂しかったよー。

一緒に住んでた山ちゃんのバイト先であった
今は無きレンタルビデオ屋「ピカデリー」のスタッフたちが多かった。
(大変お世話になりました)

春山さん、伊藤さん、ナオノ、ベースくん、藤岡さん、ヤザネまん、J-三宅、吉田さん、小林君......。

そう、話はズレちゃったけど、とにかくどーん!とお酒を呑みまくっては、バタバタ倒れていた。

出掛けて行くお店は決まってチェーン店。

和民とか、つぼ八とかコイノボリとか。

安いし、食べる量も多いし、なにより僕らお金持ってなかったからというのが理由ね。

そういうとこで呑むか、部屋で発泡酒買って来て呑むか。

ストーン ローゼスやボブ マレーやアメリカの田舎者のLPやCDを聴きながら。


で、何がキッカケかわかんないんだけど、いつの頃からか、そういうチェーン店に
出かける事がなくなってきた。


きっと多分、みんな仕事を初めて、ある程度の余裕が出来たからかもしれない。
まだミスハリを初めて間もない頃かなぁ。

その頃になると、店主個人で営むbarや居酒屋なんかのお店に繰り出す様になっていた。

主な活動の場は経堂は勿論、下北沢なんかの小田急線沿い。


個々のマスターたちの個性やひねりが効いた品書きや飲み物。

チェーン店では出せない味わいや鮮度。
お酒に合った有線放送ではない音楽の選曲。

ダンチにその雰囲気と料理の美味さがチェーン店とは違っていた。

更にそれに付け加えられるかの如く、
個性割り増し、のようなお客さんたち。

小さなカウンターだけのお店なんかでは、どうしても席が近いから
お互いの会話が筒抜け状態なので、ときおり話に割って入ったり入られたり。

お酒の席、または食事の席って、気が緩むから、すんなり他人や知らない人を
受け入れやすい気持ちになっているよね。

相手と話が合えば、だけど。

こんなことがきっかけで、知り合いになった人、たくさんいたなぁ。

バンドやってるんす、なんて音楽の話で盛り上がり、
そのまま楽器持ってスタジオ入ったりしたこともあったっけ。

よしれいさん、元気ですかー!?
エフェクターまだかえしてませんねー!(私信)


こんなふうに、自分の仲間内以外の人と出会ったり、
面白いマスターと逢ったり話したり、お店の個性に合った音楽を聴いたりするのが楽しくなってきて、
いつしかチェーンで酒盛りをすることが、一切なくなってしまった。

安くアゲガバガバ飲む、ということよりも、酒を飲むという行為自体の質を重視するようになったんだね。


ほのかに大人の仲間入りした気分だったよ。


そうなってくると、各料理の好みも変わってきて、揚げ物一辺倒だったのが、
魚料理趣味になっていった。


こんなふうに、いくつものの夜を越えてきたもんだから、
凝り性で酒好きあるアダッちゃんが、つまみやアテに
こだわらないわけがない。

いろんな酒場の品書きを試し、味や素材を己の舌で分析し、
そのオリジナルを凌駕する味を引き出しはじめたのだ。

自宅に仲間を呼んでは、宛ら「小料理 アダチ」と銘打った
居酒屋ごっこが自然と始まる事と相成る。


この「ごっこ」が楽しくてしょうがなかった。

WALTZの原点。


こういったことを考慮してみると、食と若者文化は非常に深いかかわりが有る様に思う。


今、僕らが主宰しているkitchen WALTZの様子を垣間みてても、
やはり何の繋がりがなかった者同士が、たまたま席が隣になっただけで、
連絡先を交換し、一緒に遊んだりと、交友関係が広がっているもんね。

このような光景は、僕ら店側にとって、この上ない喜びの絵だ。


人間は、生きる為に食べる。

そう、只生きる為に食べるのだ。

でもそれだけだと味気ないと思うのが人情。

せっかくなら、まずいものよりも美味しいものを。

ボアダムよりもファンを。


今夜も皆様、どうか素敵な夜をお過ごし下さいませ。



今日のこの日記を、下北沢 はるがだ、古里庵、ストーリーズ、狛江市 増田屋、
大政、経堂 skip feel、アサヒ屋、
そして伝説のbar、山形 ドランカーズ マーケットに。


































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